パルプ・製紙のための無料計算ツール
濃度、絶乾トン、抄紙機、蒸解、漂白、薬液:毎日の計算を公式と練習問題つきで。
原料と濃度
試料の濃度
低濃度:6 % 未満、中濃度:8〜15 %、高濃度:20 % 超。試料全量をろ過し、パッドを恒量まで乾燥します。
原料流量から絶乾トン
密度 1 t/m³ と仮定(低濃度で妥当)。風乾トン(乾燥度 90 %)= 絶乾トン ÷ 0.9。
目標濃度への希釈
希釈水を清水 (0 %) と仮定。固形分を含む白水を使う場合はもっと必要です:Q₂ = Q₁ × (C₁ − Cw) ÷ (C₂ − Cw)。
タワー滞留時間
密度を 1 t/m³ とします。押出し流れでの理論時間で、偏流があると短くなります。漂白では反応時間は温度と同じくらい重要です。
比叩解エネルギー
低濃度での目安:針葉樹クラフトで 50〜150 kWh/t。無負荷動力はプレートを開き、水で測定します。
抄紙機
坪量
標準状態(23 °C、50 % RH)で計量します。3000 ft² 連量は新聞用紙・衛生用紙、板紙は 1000 ft² がよく使われます。
抄紙機の生産量
リールでの坪量・水分でのトン数。効率には断紙、ロス時間、ワインダーの損紙を含み、85〜95 % が一般的です。
ワンパスリテンション
灰分はスラリーに対する %(濃度 × 灰分率)で表します。目安は品種により 50〜90 %。急に下がると汚れ付着や穴の前兆です。
ジェット/ワイヤー速度比
理論速度(ρ = 1000 kg/m³、損失なし)。実際のジェットはやや遅いため、ジェット速度の実測で校正します。一般的な比は地合いの狙いにより 0.97〜1.03。
ドライヤーパートの蒸発水量
プレスで乾燥度を 1 ポイント上げるごとに蒸気を大きく節約できます。目安:蒸発水 1 t あたり蒸気 1.2〜1.5 t。
蒸解・漂白・薬液
パルプ収率
未晒クラフト:45〜55 %、晒クラフト:40〜48 %、サーモメカニカルパルプ:90〜97 %。木材とパルプは同じ絶乾基準で。
絶乾パルプ対薬品添加率
添加率と濃度は同じ基準(有効成分、または NaOH・Na₂O・ClO₂ 換算など)で揃えます。対パルプ 1 % = 10 kg/t。
カッパー価:リグニンと ClO₂ 添加率
リグニン ≈ 0.15 × カッパー価:化学パルプの近似(文献では 0.13〜0.165)。D₀ 段の一般的なカッパーファクター:0.18〜0.25。ClO₂ 1 kg = 有効塩素 2.63 kg。
白液:活性アルカリ・有効アルカリ・硫化度
すべて Na₂O 換算(NaOH 換算は × 1.29)。一般的な硫化度は 25〜35 %。AA ではなく TTA 基準で計算する工場もあるので、自工場の定義を確認してください。
苛性化率と還元率
一般的な苛性化率:78〜85 %(平衡により 85〜90 % 付近が上限)。石灰過剰は洗浄しにくい石灰泥になります。回収ボイラーの還元率:90〜97 %。
学習・確認用のツールです。示した範囲は一般的な目安です。必ず自施設の手順・許可・設定値に従ってください。データは送信されません。計算はブラウザ内で行われます。